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若き現場リーダーの皆さんへ                                                      第五回 「3年後、5年後の姿を描けていますか?」(現場リーダー、なりたい姿、思い描く)

5月19日

読了時間:3分

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3年後、5年後の姿を描けていますか?

蓮の花、泥水に咲く

 もしあなたが、現場リーダーやそれに準ずる役割を持っているとしたら、日々の業務に追われる中で、ふと「自分はこのままでいいのだろうか?この先、自分はどうなっていくのだろうか?」と感じる瞬間はありませんか?


 現場リーダーとして、日々の業務は多岐にわたります。例えば、自らの作業の段取り、メンバーへの指示、トラブルへの対応、上司との調整、部下や後輩のフォローなど、目の前のタスクで精一杯。あっという間に一日が終わってしまう。しかも、昨日も今日も多分明日も・・・。立ち止まって考える時間も余裕もないかもしれません。

自分の言葉で目標を立ててみる

 そんな時だからこそ、自分自身の「3年後、5年後の姿」を考えてみてもらいたいと思います。将来を描くといわれると大きな目標を立てなければならないと思う人もいるかもしれません。しかし、理想の姿は何も「役員になる」とか「年収を2000万円にする」といった派手なものでなくていいのです。


< 等身大の目標で良い >(現場リーダー、なりたい姿、思い描く)

 たとえば、「専門スキルを高め、後輩を育てる指導者になっていたい」「後輩から信頼される先輩になっていたい」「現場を任されても堂々と対応できる自分でいたい」――そんな等身大の目標でも十分意味があります。「こうなりたい」と思える姿を具体的に描ける人ほど、“今の自分”から“理想の自分”へ向かう道筋を意識することで、今日の行動にも目的が生まれると思います。

トンネルの出口はすぐ先

逆に、未来を思い描けていない人ほど、今の仕事に意味を感じられなくなってしまうからです。目の前のタスクを「やらされている」感覚でこなすだけでは、やがて疲れもたまり、やりがいも失われていきます。


< 困難を乗り越えるための意味付け >

 もちろん、「将来なんて分からない」と思うかもしれません。でも、何も描いていなければ、成長の方向性はぼやけ、チャンスが来てもつかめません。逆に「今はこの経験を積むときだ」と分かっていれば、多少の困難も「これも必要な経験だ」と意味づけができ前向きに乗り越えられます。

大谷道

よく「未来は予測するものではなく、自ら創るものだ」と言われます。自分のなりたい姿を思い描くことは、その第一歩です。少し前に、大リーガー大谷翔平の「9マスシート」が話題になりました。高校時代に、今の大谷翔平を描いた未来地図のようなものです。しっかりとその「道しるべ」も描かれています。この「地図と道しるべ」を描くことが大切なことです。そうすることで、今やるべきことも考えられますし、自分の目標を持つことは、他人と比べないための土台にもなります。あなたの未来を描けるのは他の誰でもないあなた自身です。


セミナーの風景

 今回のシラズヲシル会のセミナーでは、自分を見つめなおし、上司・部下を見渡し、さらに会社・社会を俯瞰的に見ながら「自分のなりたい姿」を描きながら、そこに至るための手段をワークシート・ワークショップを通して考えていきます。目標は一度立てたら終わりではありません。現場での経験を重ねる中で、きっと変わっていくでしょう。


ぜひ、セミナーに参加して、「なりたい姿」を描く体験をしていただきたいと思います。

あなたが、思い描いた社会人として充実した人生を送れるように、微力ながら協力できるように我々も頑張ります。


筆者:斎藤好弘 

筆者 斎藤好弘

 

5月19日

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